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飛行機のなかの、いちばん贅沢な時間。

飛行機のなかの、いちばん贅沢な時間。

私は海外旅行が大好きだ。年に1回は5日以上の旅行に出かけている。

その理由はもちろんいろいろだ。

海外が好きだとか、
海外でご飯を食べたいとか、
見たことのない景色を見たいとか、
圧倒されるような大自然に癒やされたいとか…

でも、一番大きな理由は、意外にも「飛行機に乗れること」だ。

*

飛行機に乗るまでの時間はいつだって高揚する。

いつもは絶対に待ち合わせギリギリに到着する私も、
(特に搭乗締切に関しては)圧倒的パンクチュアルさを誇る飛行機を前にすると、
流石にいくらか余裕を持って空港に到着する。

毎度、荷物の重量との戦いとなる空港カウンターを抜け、
最初に取り掛かること、それは『最後の晩餐』だ。

海外に到着する前に、空港で食べるご飯は格別だ。
「もしかしたら最後のご飯になるかもしれない…」という思いがよぎるからかもしれない。

「だし」が恋しくなる気がして、だいたいうどんかそばになってしまう

更にちょっと余裕があるときには、飛行場のデッキまで出向く。
さまざまな旅行会社の飛行機が飛ぶたびに歓声を上げる(そして数分で飽きる)。

そうやって飛行機まで士気を高めていくのだ。

自分の乗るかもしれない飛行機を見ると自然と士気?が高まる

飛行機の搭乗口まで向かう道も、不思議とワクワクする。
(そして、いつもLCCに乗っちゃうので、大抵搭乗口が遠い)
(免税店やカフェなどが並ぶ空港が楽しすぎて、いつも搭乗がギリギリになってしまうのはご愛嬌)

ここからが本番だ。ついに離陸。飛行機が轟音を立て、ふわり、と浮く。
絶妙な緊張感のなかで、自らの身体の傾きを感じる。

私が求めているのはここからだ。

・旅行先の美味しい食事を探すもよし、
・旅行先の挨拶を覚えるもよし、
・積んでいる本を読むもよし、
・観たくもない映画を観るもよし、
・突如として仕事するもよし、
・疲れて寝るもよし、

着陸までの時間は完全に私の時間だ。

離陸前の高揚感が忘れられない

外界から遮断されて、こんなにも、自分の自由な時間を持てる感覚は、
世界中のどこに行っても味わうことが出来ない。

時差がある目的地であればなおのことだ、
一瞬で夜が過ぎ去り朝が来る感覚も、地上にいたら絶対に味わえない。

そりゃ、旅行中だって楽しいことはいっぱいある(し、そのために旅行はするのだ)が、
私にとっては、実は飛行機のなかほど、自由で楽しくてワクワクするものはないのだ。

この記事を書いた人

たかお

本業にてコミュニケーションマネージャー(マーケ、広報、採用広報、組織開発領域等)を担う傍ら、複業としてコミュニティ運営やメディアのインタビュー担当、人事代行、ライティング、PR担当などに関わる。 趣味はパン屋さん巡り(パンシェルジュ検定1級取得)。 得意技は「住んでいるエリアと好きなパンを聞くと、パンをおすすめできる」こと。 SNS等で文章を書き散らすことと、ストレングスファインダーの1位である「収集心」を活かした推し事が生きる糧。推しを推す熱量には定評あり。 最近の推しはイコラブちゃんとサンリオとウマ娘(だいたい箱推し)。