やさしい人はどう形成されるのか?
私なりの仮説
子どもの頃、背が高い子に冗談半分で
「何を食べればそんなに大きくなれるの?」
と聞いたことはないでしょうか?
大人になった私はやさしい人に出会うと、
「どうしたらそんなにやさしくなれるんですか? 前世では地球を救ったのですか?」
とつい聞いてしまいます。
自分はまぁまぁ性格が悪いという自覚があり、意識的に「やさしい人」になろうと心がけてきました。
このように人工のやさしさしか持ち合わせていないので「やさしい人はどうやって形成されるのか」が気になって仕方がないのです。
やさしさのルーツが知りたいのです。
私なりの仮説
私なりの仮説もあります。
- ものすごい苦労や大変な経験を乗り越えて、強く、やさしくなった(ありえそう……!)
- 自己肯定感が低く、率先してみんなが嫌がるようなことを引き受けていたら「やさしい人」キャラになった(私も「やさしい」と稀に言われますがこのパターンに近いです。偽善にも近いかもしれません。)
- 生まれつき美人だったりお金持ちだったりして、周りからやさしくしてもらうことが当たり前だった(これはちょっとひねくれすぎでしょうか……。)
ただこれまで何人かに「なんであなたはそんなにやさしいんですか?」「どんな生育歴だとこのような出来た人間になるのですか?」と聞いてはみたのですが、相手が照れてしまって明確な答えが返ってきたことがありませんでした。
そろそろこの疑問を一歩前進させたいなと思っています。
研究方法
まずは自分が考える「やさしい人」に以下の質問をぶつけてみましょう。
- 「周りからやさしいと言われたことはありますか?」(己の「やさしさ」の自覚をしているかを確認します)
- 「私はあなたのことをとてもやさしい人だと思っていますが、そのやさしさはどこからくるのでしょうか?」(ストレートに聞きましょう)
- 「自分がやさしくなったであろうターニングポイントはありますか?」
大抵②の質問で相手は恥ずかしがって、「やさしくなんかないよ」と否定したり話がそれてしまうかもしれません。
明確な答えが得られないときは観念して「何を食べて育ちましたか?」と聞きましょう。食べ物もその人を形成する大切な要素ですから。
統計学的なことはよくわかりませんが、複数人に聞いてみて回答を比較すると何かが見えてくるかもしれません。
取り組む際の注意点
相手の思想・信条に踏み込みかねない研究になります。相手が少しでも嫌がる素振りを見せたら、ただちに食べ物の話に切り替えてください。
ちなみに「やさしい人」というのも、人それぞれだと思うので最初に「私にとってやさしい人とはこんな人」と定義づけてから取り組むのがよいでしょう。
何人かでグループ研究として取り組むのも非常に面白そうです。
これを読んで「やってみた」という方がいれば、ぜひ結果を教えてください。
世界平和につながる研究になる気がしています。
【編集後記】
「この人は神か…?」と思う人、いますよね。この研究をすることで、「やさしい人」を再生産できるとしたら?あるいは「やさしい人」になることができるとしたら?結果によっては全人類を救いうる研究になるなと思いました!
私も、周囲にいるやさしい人、に調査してみようと思います。先天的なものだったのか、後天的なものだったのかが分かるだけでも、気付きに繋がりそうです。あるいは、両親の性格などが分かることも、それに寄与しそうですね。
続報、期待しています!