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ちょっとした親切チャンス

ちょっとした親切チャンス

私は、「ちょっとした親切」をするのが好きだ。

「一日一善」なんて言うと「自己満足ではないか」と指摘される事もある。

正直、自己満足の側面はある。「ちょっとした親切」をしたら、気持ちがいい。
コンビニで好きなお菓子でも買おう、と胸が弾む。

なので、僕は「ちょっとした親切」をした相手に感謝や恐縮を求めない事を決めている。
自己満足でしたのだから、あなたが申し訳なく思う必要はないですよ、と。

ところで、日々の生活の中で、特に自分が「親切チャンス!」と思うポイントがある。
今回は、日常の中で出会ういろいろな親切チャンスについて書いてみようと思う。

◆「お父さん/お母さん」に親切

この時代に育児をすることは大変だ。病気に気を付けながら、周囲に迷惑をかけないように小さくなっているお父さん/お母さんを見かけたら、声を掛ける。

「席、替わります」
「ベビーカー、持ちましょうか?」

貴方にとって、社会がほんの少し優しくなりますように。
お子さんにとって、社会が希望に溢れたものでありますように。

◆「障がいを持つひと」に親切

バリアフリーの大切さは周知されているけれど、100%健常者と同じ生活ができる訳ではない。少しでも困っている素振りの人がいたら、声を掛ける。

「信号、変わりましたよ」
「段差を越えるの、お手伝いします」

貴方の大変さを、ほんの少しだけ肩代わりさせて貰えたら嬉しい。

◆「外国から来た人」に親切

あちこちの国を旅した経験があるけれど、東京ほど密度の高い街はないと思う。

立ち並ぶビルはどれも様々なテナントが入り、それらを繋ぐ公共交通機関も沢山の選択肢がある。途方に暮れてしまうのも無理はない。

「どこまで行きたいですか?」
「何を探していますか?」

日本という国から、良い思い出をたくさん持って帰ってほしいから。


これを読んだ貴方も、ちょっとスマホから顔を上げて見回してみたら、「ちょっとした親切チャンス」が転がっているかもしれない。
「ちょっとした親切チャンス」をものにしたら、コンビニで自分にご褒美を買うのも良い。おすすめはセブンイレブンのフィナンシェ。

コーヒーにベストマッチする、焦がしバターの香りを楽しんだら、また前を向いて歩く。

この記事を書いた人

あべたつ

中野区のおじさん。いつか大型犬を家族にお迎えしたい。