はじめまして、渡邉です。
今回は僕自身の自己紹介をさせていただきます。
はじめまして、渡邉(わたなべ)といいます。
僕は現在、東南アジアのラオスという国でサッカー選手をしています。今年1月には法人も立ち上げました。
これまでさまざまな国でプレーをしてきました。
そんな僕がサッカー選手としてカンボジアの孤児院を訪れる機会がありました。
最初はどんな顔をして子どもたちと触れ合ったらいいのかわからず、恐怖心さえ抱いていました。
しかし、到着するとすぐに子どもたちは僕を囲んで「お兄ちゃん!サッカーしよう!」と、孤児院のなかにある小さなプレイグラウンドに連れていかれました。
そして、1時間以上一緒にボールを蹴って遊びました。
彼らの笑顔は本当に素敵だった。
経済的にいえば確実に彼らの方が貧しく、一方、日本という国にたまたま生まれた僕は何不自由なく暮らしていました。
僕は「豊かさ」とはなんだろうかという疑問を抱きました。
彼らの屈託ない笑顔に、僕は彼らのほうが実は豊かだ、と思ったのです。
僕ら日本人は何気なく日本で暮らしているなかで多くの恵まれた環境を得ています。でも、その価値に気付けていなかったのかもしれない。
では、僕は東南アジアでプレーをしながら、サッカー選手として何ができるのだろう?と考えるようになりました。
ふと、子どもの頃の記憶に遡って、思い出した景色がありました。
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僕は毎朝ランニングに出かける1人のお兄さんに憧れた。その姿が格好良かった。
そして、その人がサッカー選手だということを知った。
スタジアムに応援に駆けつけると、そこには夢が広がっていた。
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改めて、僕にとってサッカー選手というのは、「単にサッカーが上手い人」ではなく、「夢を与えてくれた人」なのだと改めて気が付いたのです。
だからこそ、僕も自分のいる場所でサッカー選手であるならば夢を与えるべきだし、夢を与えたいと思ったのです。
そんなきっかけから今年で7年間、サッカーを通した社会貢献活動に取り組んでいます。
そうしたなかで見てきた現実や、発展途上国でサッカー選手としてプレイするなかで思うことを伝えていきたいと思っています。
Takuya Watanabe
一般社団法人Zelos